小さな先輩と小旅行 (AKIBA賞応募)(完結)

ライトなラノベコンテスト用です。
『僕』と先輩のSF(少し不思議)な小旅行のお話です。

2013/11/24 完結しました。
読んでいただいた皆様ありがとうございました。

2014/03/27 AKIBA PC Hotline!賞を頂きました!

ライトなラノベコンテスト

小さな先輩と小旅行 その1 不変

 小さな瞳をクリクリとさせて、小さな両手を合わせながら、隣に座る小さな先輩は、猫のような小さい口を開ける。

「きみは大きなオッパイと小さなオッパイ、どちらが好きかね?」

 うわぁ、また何の脈絡も無くしょうもないことを聞いてきたなぁ……。
 僕の好みは……まぁ、大きなオッパイである。
 小さな胸ではカバーできない事柄も、大きな胸があれば難なく受け止めることができるだろう。
 大は小を兼ねるとも言うし、この意見はかなり多くの支持を集めるものと推測できる。

「…………」

 とはいえ、しかし、この不敵な笑みを浮かべて僕を覗き見る先輩には、そんなこと絶対に言えない。
 口を滑らしたら最後、その洗濯板で僕の頭はまるで大根おろしのようにジョリジョリとすりおろされてしまうだろう。

「おいきみ、今ひょっとしてとても失礼な想像をしなかったかい?」
「とんでもない」
「どうせ私の貧乳具合を馬鹿にした妄想を膨らませていたのだろう」
「何を言っているんですか。僕は学校でも有名な貧乳マニアですよ?」
「そんなことで有名になってどうするんだい。まぁいいや」

 と、先輩は深々と椅子に座りなおす。

「私は考えてみたのさ。きみはおそらく巨乳が好きなのだろうが、しかし貧乳と巨乳の間にはそこまで差は無いだろう、とね。だってそれらは結局同じオッパイだろう。同じ物体だ。サイズなんてのはおまけにすぎない。ついでのものだ。ただの誤差なのさ。どうだい、反論できるかな?」
「先輩、寝言も大概にしてくださいよ。巨乳と貧乳が一緒? 笑い話にもなりませんよそれは。巨乳と貧乳にはそれこそ天と地の差があります。いや、それらはもうそもそも比べられること自体が異常事態なんです。例えばですね、喫茶店で淹れるようなコーヒーと、コンビニで売っているような缶コーヒーを比べるなんて、それは喫茶店のマスターに対してあまりにも失礼ってもんじゃないですか」
「ほほう。きみは私の胸が缶コーヒーだと言いたいのかい」
「まさか。先輩のは何て言うか、潰された空き缶じゃないですかね。サイズ的に」
「車内じゃなければ君の首を絞めているところだよ」

 先輩は意外に時と場所をわきまえるのだ。
 ……まぁ、オッパイがどうとか聞いてくる時点であまりわきまえていないけど。

「オッパイはともかくね、私たちが向かっている東京も、私たちの住む田舎と地続きの場所……同じ日本という国で、言うほど地元と差は無いと思うのさ。だからね、東京が楽しみなのは分かるけれども、キラキラとした瞳でいつまでも旅行雑誌を読んでいるんじゃないよ」

 言って、先輩は僕から旅行雑誌を取り上げてしまった。
 うぅん……僕、そんな楽しそうに読んでたかなぁ……。

「先輩は楽しみじゃないんですか?」
「楽しみだよ。それは当然楽しみさ。卒業旅行としてきみがプレゼントしてくれた東京旅行だ。楽しみじゃないはずがないだろう」

 僕から取り上げた雑誌を丸めて先輩は続ける。

「しかしね、なんだかあまりにもお上りさんじゃないか。うわ~あいつ田舎から来たんだぜ~とか思われるのは嫌なのさ」

 先輩は体裁も気にする。
 
「きみね、あらかじめ忠告しておくけれど、新幹線から降りた瞬間に、都会スッゲー! とか叫ばないでくれよ?」

 そうして、僕と先輩を乗せた新幹線は衝撃の速度と驚愕の正確さで東京に到着した。
 ホームに降り立った先輩は小さな腕を思いっ切り広げる。

「都会スッゲー!」

 先輩はお約束も守る人なのだ。
 そんな先輩と僕の小旅行は、まだまだ始まったばかりである。

小さな先輩と小旅行 その2 目的

 小さな手のひらが僕を縦横無尽に引っ張り回す。
 東京一泊二日の小旅行。
 二人きりの小旅行。
 一日目のスケジュールは山手線沿いに有名な街を練り歩く。
 渋谷から新宿、池袋を歩きまわり、最後に上野へ到着する頃には日が暮れていた。
 しかし、僕たちの住む田舎とは違い、この街には……東京には、未だに光があふれている。
 僕と先輩は線路の見えるレストランで食事中である。

「今日は実に楽しかったよ。こんなにハメを外したのは久しぶりだ」
「いや先輩、あれはいかにも外しすぎですよ。はしゃぎすぎでした」
「バカな、きみではあるまいし。そんな言うほど、私は興奮していないだろう」
「高層ビルの高さに驚き面白がって指差して飛び跳ねてたのは誰ですか」
「誰だよそいつは。みっともないなぁ。きみじゃないのかい?」
「次から次へとくる電車のラッシュに子供さながら興奮していたのは誰ですか」
「なんだいそいつは。いい歳して。きみじゃないのかい?」
「街に溢れかえる人の波に驚愕して『離れないように気をつけないと』と呪文のように繰り返していたのは誰ですか」
「子供かねそいつは。いくらなんでも怯えすぎだ。きみじゃないのかい?」
「全部先輩です」

 まぁまぁ、それはもう立派なお上りさんだった。
 僕と会話を進めつつ、先輩はステーキの肉を一口サイズに切り分けてゆく。
 非力な先輩の力で難なく分解されてゆくところを見ると、なかなか良い肉だというのが伺える。
 奮発した甲斐があるなぁ、と僕もステーキを切り刻む。

「そういえば、スカイツリーなんかには行かなくても良かったんですか?」
「私が高所恐怖症なのは知っているだろう?」

 言って、先輩はステーキを口に頬張る。
 よほど美味しかったのか表情がだらしなく緩んだ。
 個人的にはスカイツリーも見たかった……というか、高いところを怖がる先輩を見たかったのだが……高い肉はお気に召したようだし、まぁいいか。

「スカイツリーとか東京タワーとか、まぁ東京にはいくらでも観光地はあるし、今日堪能した副都心も私は十分に満足したよ。けれどね、私は明日が楽しみなのさ。なんといってもこの小旅行、明日が本命だからね」
「えぇ、そうですね。今日のはあくまでオマケです。明日のためのウォーミングアップでしかないですからね」

 そう、僕たちの小旅行には一つの目的地がある。
 
「欲しいものは大抵見つかるらしいね」

「多すぎて逆に見つからないという話も」

「様々な人が集まってくるそうだよ」

「抜け出せなくなる人もいるそうですね」

「現実とはかけ離れているとか」

「夢の中みたいだと聞きました」

「聖地と呼ばれているらしいね」

「魔窟と呼ぶ人もいるらしいですよ」

「鬼が出るかな?」

「蛇は出るかもしれないです」

 僕と先輩は明日、秋葉原に向かう。

小さな先輩と小旅行 その3 不安

「なんということだ! きみ! ベッドが二つもあるじゃないか! 馬鹿なのか!? 死ぬのか!?」
「いや、馬鹿は先輩です。二人で泊まるんだから二つあるのは当然というか必然でしょう」
「ふざけるな! これじゃあえっちぃことができないじゃないか!」
「しなくて良いです」

 レストランで夕食後。
 僕と先輩は本日宿泊するホテルの一室に到着した。

「この甲斐性なしが! 実物を見ずともきみのアレがミジンコサイズだというのがよくわかるわ! 顕微鏡が必要だよきみ!」
「すみません、静かにしてもらえますか?」

 まぁ、なんというか、僕にも貞操観念というのがあるのだ。
 ……いや、違うかな。
 おそらく僕は、怖いのだろう。
 文字通り先輩に傷を付けてしまうのが、どうしようもなく怖いのだ。
 それが先輩の言うところの甲斐性なしというのなら、どう言い訳したところでその評価を認めざるを得ないだろう。

「明日に備えてさっさと寝ましょう。先輩、お先にお風呂入って下さい」
「わかった。途中から入ってきても良いのだぞ?」

 と、先輩は妖艶な笑みを浮かべる。
 セクシーではなかった。
 
「……気が向いたらそうします」
「はっ! そんな気、最初からないだろうが」

 と、先輩は服を脱ぎ捨て、僕に向かって思いっきり中指を立ててから浴室に入って行った。
 僕は紳士だから、と言い訳しつつ、散らかった先輩の服を回収する。
 うぅむ。
 下着を掴んだだけで身体が震えてしまう。
 まだ温かみのある縞々パンツは僕の心をグイグイと締め付ける。
 結局、僕はただのチキン野郎なのだ。
 気持ちを落ち着けるためホテルに備え付けれたテレビをボーっと眺めていると、先輩が浴室から出てきた。

「ふぃー、さっぱりしたよ」

 お風呂の温度でとろけてしまった感じの緩い表情で先輩はベッドに腰をかけた。
 長い髪の毛はバスタオルでぐるぐる巻きにされてまとまっていて、いつもの先輩とはなんだか雰囲気が違って見えた。
 ちなみにパジャマは着用済みである。
 先輩愛用のネコさんパジャマだ。

「きみも入ってきなよ。私のエキスがたっぷり入ったお風呂が用意済みだ」

 物凄く嫌な言い回しだったが、僕は気にしないふりをして浴室に向かった。
 先輩エキス風呂で汗を流してから部屋に戻ると、大の字になった先輩がベッドで寝息をたてていた。

「うわぁ」

 と思わず口にしてしまうくらいだらしなかった。
 まぁ、今日はよく歩きまわったし、あれほどハシャいだのだ。
 そりゃあ疲れただろう。
 思う存分熟睡して、明日への体力を回復してもらいたい。
 点けられたままだった電気を消して、僕もベッドに潜り込む。
 僕も結構疲れたのだ。

「…………」

 うとうとと、夢と現実の狭間を揺らぎだしたところで、僕のベッドに何者かが侵入してくる気配を感じた。

「……なんですか、先輩」

 目を開けずに僕は答える。

「一緒に寝ようよ」

 眠たそうな力無い声音が耳元に囁かれる。
 いつもの威厳も感じさせない。

「……変なことしないでくださいね」
「じゃあ、手」

 言って、先輩は僕の手をベッドの中から探り当て、マシュマロのように柔らかな掌を、優しく覆うように重ねた。
 そして、また小さくて今にも眠りそうな声音で、耳元に話しかける。


 私はね……卒業するのが嫌だよ。

 不安で仕方がない。

 卒業してしまったら、きみに会えなくなってしまうからね。

 知っているだろう? 私は人見知りなのだよ。

 きみと離れるというのが、私は怖いのだ。

 今回の旅行は、本当に嬉しい。

 卒業しなければ、こんな楽しい日がまだまだ送れると……いうのにな。

 ……卒業は……ほんとうに……いや……だな……。
 
 私はね……きみの……


 気がつくと、先輩は小さな寝息を立てていた。
 卒業……か。
 先輩は卒業する。
 僕と先輩は一つ違いだ。
 この四月で、先輩は大学生に、僕は高校三年になる。
 今回の小旅行は、大学生になる先輩へのプレゼントだ。

「……僕も先輩と離れるのは嫌ですよ」

 と、僕は心の中で呟いた。

小さな先輩と小旅行 その4 猫耳

「いや、私はべつに、オタクというわけではないのだぞ? アニメや漫画やゲームは好きだし、コスプレにも興味があってヒラヒラフリフリした不思議衣装を着てみたいと思ったりするが、オタクではないのだぞ?」
「最近はそういう人のことをオタクって言うそうですよ」

 山手線。
 秋葉原に向かう電車の中、ワクワクして落ち着かないといった様子で先輩は話しかけてきた。
 
「オタクという言葉はいかにもマイナスなイメージじゃないか。サーフィンが趣味ですって言えば爽やかに聞こえるが、サーフィンオタクですと言ったら、アウトドアなのにインドアなイメージにならないかい?」
「うぅん、まぁ、なんとなくわかります」

 そんな会話をしているうちに、電車は秋葉原に到着した。
 僕と先輩は秋葉原駅のホームに降り立つ。

「おおー。きみ、ついに私たちは辿り着いたぞ。秋葉原! 秋葉原だよきみ! いやぁ、秋葉原の土地はやはり違うなぁ。この素肌に当たる空気もなんだか秋葉原という成分を含んでいるようだと思わないかい?」

 新幹線内で地続きがどうとか言っていた人間の台詞とは思えなかった。
 駅構内でこれとか、改札を出たらこの人は興奮のあまりショック死してしまうんじゃなかろうか。
 
「き、きみ! 見たまえ! 柱に液晶が埋め込まれているよ! なんということだ! しかも広告が映り変わった! すごくない!?」
「あの、初めてテレビを見た人みたいなリアクションやめてもらえますか?」

 落ち着かせようとする僕を余所に、先輩はテンション上げまくりで秋葉原を歩きまわる。

「…………」

 連れ回されている間、僕は少しだけ昨晩のことを考えていた。
 卒業するのが不安……か。
 あれだけしおらしい先輩は初めてだったので少しだけ心配していたのだが……。
 今日の様子を見る限りだと、杞憂だったかもしれない。
 秋葉原の有名なアニメショップや同人ショップを一通り回ったところで、先輩のテンションはかなり落ち着きを取り戻した。

「ふひー、いやはや、疲れたね」
「そりゃあれだけ興奮したら疲れるでしょう」
「少しお腹がすいたな。見たまえ、お昼の時間はとっくに過ぎているよ」

 差し出された先輩の腕時計を見ると、もうおやつの時間になっていた。

「遅いですけど、どこかでお昼ご飯食べましょうか」


「休憩処をお探しですかにゃ?」


 それは急に現れた。
 唐突に、何の前触れも無く。
 まるで僕と先輩の間に割って入るようなかたち。
 今の今まで気配すら感じなかった。
 本当に、突然そこに出現したかのようだった。
 彼女はニッコリと、猫のように微笑む。

「それでしたらワタシがとぉっても素敵で不敵で無敵な極楽メイドカフェにご案内いたしますにゃ~」

 こうして出会う。
 この秋葉原で。
 聖地であり魔窟である、この秋葉原という土地で。
 鬼でもなければ蛇でもない。
 猫耳の生えた不思議少女に、僕と先輩は出会ったのだ。

小さな先輩と小旅行 その5 相談

 彼女はオッパイが大きかった。
 まぁ、その他の付属品として、ふんわりとウェーブのかかった細くて長い髪。
 そこから覗くのはピンと張りのある黒色の猫耳。
 ドングリのようなクリクリとしたツリ目。
 フリフリのメイドエプロンからは赤いリボンのついたしっぽが揺れる。
 そんなところがあげられるが、とにかくオッパイが大きかった。
 特筆すべき点はそこである。
 彼女はオッパイが大きかったのだ。

「きみ、ちょっと彼女の胸元を見すぎではないかね?」
「そりゃあ先輩、普段見慣れていないものですかガフゥッ」

 全部言い終える前に先輩のパンチが僕のみぞおちを貫いた。
 地味に痛かったので僕は前のめりに体勢を崩す。
 そんな僕の耳元に先輩は小さく話しかける。

「きみ、一体全体この不思議系少女は何者だい。というかどこから現れたんだい」
「さぁ……メイドカフェの呼び込みじゃないですか? ほら、コスプレ衣装の人たちがチラシを配っていたじゃないですか。あれの一種かと思いますが」
「あぁ、あれか。いかにもいやらしい感じのチラシだったから全然見ていなかったよ」
「いや、そんないやらしくはないと思いますが……。どうです? せっかくですし、メイドカフェ、行ってみますか?」
「し、しかし、きみ。これはひょっとして、ホイホイ着いて行ったらトイレでとんでもない目に合わされるとか、地下の施設に連れていかれて驚くべき低賃金で強制労働をさせられるとか、そういう展開に発展するパターンではないのかい?」
「漫画の読み過ぎです」

 そんなやりとりを、猫耳の少女はニコニコと笑みを浮かべて眺めていた。
 返事を待っているのだろうか。
 彼女の無垢な笑みを見ると、トイレや地下に連れて行かれるとはとても思えないが……。

「どうします? 僕は行っても構いませんよ」
「きみはどうせオッパイが見たいだけだろうが」
「…………」

 半分当たっていたので僕は黙る。

「うぅむ、メイドカフェか……きみが鼻の下を伸ばして他の女を舐めまわすように視姦する状態というのは私にはとても耐えられないのだが……」

 酷い言われようだった。

「それに、酷くボッタクリな店もあると聞くじゃないか」
「そんな心配はしなくても大丈夫ですよ。手持ちには余裕ありますし、いくらなんでも数十万単位で請求されることは無いでしょう」
「そういうことでは無いのさ。見合っていない不当な価格で儲けを出そうとする考えが嫌なのだよ」
「まぁまぁ、多少はサービス料ってのもあるんでしょう。客のことをご主人様とかお嬢様なんて風に呼ぶお店はそう無いでしょう。ちょっと新鮮ですし、面白そうじゃないですか?」
「しかし私は実家だと普通にお嬢様と呼ばれるのだが」

 そういえばそうだったな。
 先輩は結構、いいところのお嬢様なのだ。
 普段はそんな素振りを見せないし、先輩はあまりお金を持ち歩かないタイプなので忘れがちになる。
 
「先輩の実家に居るようなメイドさんとは全然違うと思いますよ。見てください、目の前のメイドを。先輩の実家に猫耳やしっぽを付けたメイドが居ますか? こんな不思議体験はこの秋葉原でしか味わえないですよ」
「ふむ、まぁ……確かにそうか。よし、ならば案内してもらうか」

 言って、先輩は一歩下がった。
 やりとりをしろ、ということらしい。
 僕は猫耳の彼女に話しかける。

「えぇと、じゃあメイドカフェ、案内してもらっていい?」

 そんな僕の言葉を聞いて、猫耳の少女はより一層、満面の笑みを浮かべる。
 そしてメイドエプロンとその大きなオッパイを揺らし、左手を腰に当て、右手を顔に近付けてVサインという謎のキメポーズをとって楽しげに口を開く。

「はぁい! このネコマタメイドのネコミが喜んで二名様をご案内致しますにゃん!」

 うわぁ、これが不思議ちゃんか。
 

しおり
一日目

--- 新幹線 ---

その1 不変

--- 東京観光 ---

その2 目的

--- ホテル ---

その3 不安


二日目

--- 秋葉原 ---

その4 猫耳


その5 相談


その6 案内

--- 秋葉原? ---

その7 価値


その8 代償


その9 好物


その10 遭逢


その11 甘苦


その12 遊戯


その13 原因


その14 敗者


その15 釣合


その16 沈思


その17 先輩


その18 出発
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